スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月組「1789~バスティーユの恋人たち~」

東京公演初日に行ってきました。
1789年といえば、宝塚ではおなじみすぎるベルばらをはじめとするフランス革命勃発の年。
この作品はフランスで2012年に上演されて、今回が日本初演。
民衆側から1789年7月14日のバスティーユ襲撃に至る物語が紡がれて、その合間にマリー・アントワネットを中心とした宮廷場面が織り込まれて、王家VS平民と対立構造と、平民の中でもインテリでプチブルジョワ的な革命家たちと農民出身の主人公ロナンとの間の身分格差もえがかれて、民衆といっても皆同じじゃないんだよというのを描いていました。
大人数でのダンスや歌の場面が多くて、主役たちだけではなく、皆が革命に向かっていくという群像劇スタイルで、歌い踊る月組の皆をたくさん見たくてオペラグラス上げてあちこちあちこち忙しかった(笑)
私はまさおくんファンだけど、今回は敢えて群舞場面で全体を見るぞっとオペラを泣く泣くはずしたりも(泣かんでも)しましたよ。

ネタバレもないもんだけど、一応初日あけたばかりなので追記に感想の続きを。



ということで。
まずは主役、田舎の農民出身のロナン(まさおくん)
トップ生活4年目突入となり、5人いるトップスターとしてはキャリアが一番長くなっちゃったまさおくんだけど、このロナンの若々しい事ったらもう。
思い立ったら一直線。ちょっと考えが浅くて、すぐに行動を起こしちゃう若者らしさがこれほど似合うとは思わなかった~。
歌がどれもよかったです。この1789の歌ってどれも結構難しいだろうと思うのに、低音から高音まで自由自在で、聞いていてロナンと一緒に気持ちが上がったり下がったりしましたよ。

マリー・アントワネットのちゃぴ。
初登場のルーレットドレスすごかったな~。冒頭はソフィアコッポラの映画の「マリーアントワネット」みたいだった。
軽薄で遊び好きで、退屈が怖い。そんな彼女が王太子を亡くし、政情が不安定になり、妻として母として生きると決意するまでの一代記にもなっていて。
身分的に一番下層にいるロナンと対極の位置にいるアントワネットの対比を描くこの物語では、やっぱりちゃぴがアントワネットである必要があったんだなと納得の存在感でした。
3年前は夢見るジュリエットだった彼女がここまで大きくなって……とちょっと感慨深いものがあったですよ。

オランプはうみちゃん。自分の置かれた立場をよくわきまえていて、それでも心はロナンを思って揺れ動いちゃう乙女心。
愛されキャラな彼女を凜とした雰囲気で演じていて、「いいお嬢さん」だったと思います。
まさおくんとのデュエットも声質あってるのかな? すごく耳に心地良かったです。
ロナンの妹ソレーヌははーちゃん。生きるためのたくましさとは逆にちょっと儚さも感じさせて、何かを諦めないと生きていけない階層に生まれた娘の哀しさみたいなものが出ていたと思うです。
オランプとソレーヌは役替わりなので、次に見るのはソレーヌがみくちゃんになるのかな。雰囲気変わるんだろうなとそれもまた楽しみであります。

一人ずつ書いていると終わらない~~~(笑)
宮廷側は、王弟アルトワ伯のみやちゃんが野心全開アヤしさ全開。人使い荒くて兄夫婦を追い落とす事ばかり考えているいやな奴なんだけど、色っぽかったな~。彼の腹心三人組はお笑い担当でもあって。ゆりちゃんラマールはオランプが好きなんだけれど、アルトワ伯もオランプに粉かけたりするのが気になって仕方ない風情が切なかったなぁ。
革命家三人(デムーラン、ダントン、ロベスピエール)は、三人の個性が若干被っている感じがしちゃったなぁ。
ロベスピエールは2幕頭の「誰の為に踊らされているのか?」がボディパーカッション込みで迫力あってよかった。
たまちゃんも立派になったなぁ。
マギーのペイロール伯爵、ムチ使いもステキで(笑)超上から目線の「ザ・貴族」アルトワ伯とはまた違う悪の魅力全開でしたね。
印刷工のとしちゃん、まんちゃん、からんちゃん、ゆうきくんはダンスに迫力があったです。
ポリニャック夫人のすーちゃんは俗物っぽくありつつも、アントワネットのよき友人というスタンスで。
ベルばらが入り口だったせいか、マダムポリニャックというだけで、最初から印象悪いのよね(笑)
(ベルばらといえばデュバリー夫人も結構いい人だったというエピソードを随分後になってから知って、最初の刷り込みっていつまでも残るのよねと思ったですよ)
2幕でアントワネットが歌うバックにルイ16世と王女と王子が寄り添うシーンがありましたが、あのマリーテレーズ王女が後にあのアルトワ伯をお義父さまと呼ぶ事になるのね~とかふと思ってしまったですよ。
ルイ16世とギヨタン博士の仲良しエピソードは帝劇の「マリーアントワネット」でもえがかれていましたが、改良をすすめた本人がギロチンの露と消える事になるという皮肉さを描こうという事だったのかな? にしてもギロチン模型もちょっと出し過ぎな気が。
フェルゼンありちゃん。誠実なフェルゼンでした。歌がんばったね。お芝居もちっと頑張れ。
そういえば、アントワネットが彼をアクセルと呼ぶのが新鮮でした。

この作品は大ナンバーの合間にお芝居が紡がれていく感じの作りなので、そこに乗り切れないと高揚感がブツ切れになっちゃう怖れがなきにしもあらずだけれど、私は一つ一つの場面にぐいっと引き込まれてあっという間に3時間経ってしまったですよ。
フィナーレも毎度鉄板な小池先生らしいフィナーレだったけれど、楽しかったですよ。
アルトワ伯と別人みたいな王子様的フィナーレ歌手のみやちゃんとか、大階段でまさおくんを挟んで踊るたまきち&ありちゃんとか。色々新鮮な眺めもあったりでね。
まさちゃぴのデュエットダンス見て、やっぱりなんか落ち着くわ~と思ったのもまた事実。
ポップな音楽にのってのフランス革命民衆の叫び。これから1ヶ月楽しみが続きますよ。

テーマ : スミレ話@宝塚歌劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリー
pixiv
最近の記事
プロフィール

奈莉

  • Author:奈莉
  • FC2ブログへようこそ!
ブログ内検索
RSSリンクの表示
RSSフィード
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。